1: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)21:48:24 ID:c9l
彼の和睦の輪

引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1492346904/

7: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:01:25 ID:m0i
>>1
〈東壁〉コミューンの伝説的指導者エドガー・マスケインがかつて〈東壁〉と〈西壁〉二つのコミューン間の永遠の友好を願って〈西壁〉に贈った「和睦の輪」
彼の願いは数十年に渡り叶えられ続けてきた
しかし〈西壁〉で急進的統一主義勢力が指導部を掌握したことから事態は一変する
「和睦の輪」はいまや破られた。コミューンの理想、創始者の願い、そして現在を生きる人々の欲望と熱狂のすべてを巻き込みながら闘争の巨大な渦は駆動し始める

2: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)21:48:41 ID:MVO
ワキゲー・ポッター

8: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:05:35 ID:dvV
>>2
世界のだいかいとうワキゲーとふしぎなシルクハットのポッターは今日もお宝を探しに世界をまたぐ!
今回のお宝はとある島にかくされた氷の女神ぞう、しかしトーゼンそこにはたくさんのワナが…!
ワキゲーはお宝を盗むことが出来るのか!!

10: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:07:13 ID:m0i
>>2
彼は強烈なワキガの持ち主だった。それ以上に深いワキゲの持ち主でもあった
これは生まれながらにして既にワキゲを生やしていた男ワキゲー・ポッターが自分のコンプレックスを自ら笑いに変えつつ克服しようとする物語である
はたして医者も匙を投げたワキゲを気にしなくてもよくなる日は来るのか?ワキゲの悩みを抱えるすべての人々に贈るハートフルコメディーがいまここに

3: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)21:49:40 ID:lmv
お米のおいしい炊き方、そしてお米を食べることによるその効果

17: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:15:55 ID:m0i
>>3
現代フランス文学の奇才、ミシェル・クレランボーが放つお米シリーズ待望の最新作
お米を炊き、それを食べる
ただそれを淡々と描写していくだけにもかかわらず読者たちはいつのまにかクレランボーの世界観のなかに取り込まれていく
彼が食べていたのは本当にお米だったのか?そもそもこれは一体何の話だったのか?
『現代において、ただひとり正しくカフカの系譜を継ぐもの』と称された不条理の文学が深い迷路のなかに読者たちを叩き込む

4: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)21:51:36 ID:c9l
野獣戦記

29: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:31:51 ID:m0i
>>4
野蛮であるとは何か。獣であるとは何か。野蛮人ゴゴーリ・トハチェフスキーの生涯を通して「理性的な」文明社会に内在する暴力を暴き出した問題作
森に住み、狩りによって生活するゴゴーリはある日自身のナワバリのなかで奇妙な装束に身を包んだ見慣れぬ生き物たちを見る。
ゴゴーリは知るよしもなかったがその生き物たちとは「人間」であった
友好的に始まったゴゴーリと「人間」の接触はいつしか悲劇的結末へ向かって一直線に落下していく
『ゴゴーリは決して神話ではなく、いまも起き続けていることなのです』
我々はいかにして文明を築いたのか、それは結局何であったのか。ゴゴーリはそれを雄弁に語るだろう

6: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)21:59:11 ID:Tjn
アーバン・ラヴ

53: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:27:42 ID:2H4
>>6
バブル時代に一等地に建てられたマンション、アーバン。
かつて一流芸能人たちがこぞって居を構えたといわれるその建物も、今では時代に取り残された過去の遺物でしかなかった。
もう人もまばらであり、住んでいる人も中途半端な成金か高齢であり今更住居を変えるのが面倒であるから残っているだけのことである。
そんな中、かつての大物歌手能勢逸見がアーバンに住むことになった。
この能勢、実はバブル絶頂期にアーバンに住んでいた芸能人の一人であり、当時を懐かしんで引っ越してきたのだ。
能勢が引っ越してくると聞き沸き立つアーバンの住人達。
引っ越しを終えた能勢の前に集まる人だかり。彼はその前でゆっくりとかつてのアーバンについて語りだす…。


9: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:06:17 ID:c3B
人生の停滞期

193: 名無しさん@おーぷん 2017/04/18(火)19:40:09 ID:zHC
>>9
佐藤三郎は途方に暮れていた。
二十数年の間勤めていた大手企業が倒産、頼るべき人もいない。
失業保険を受け取りながら転職活動を続ける佐藤であったが、「選良」として入社し即戦力としてバリバリ働いてきたという自負が精神的な枷となって活動は難航する。
人一倍自尊心の強い佐藤はこうした現実を受け入れられずにいた。
なぜ俺が…俺より駄目な奴が…なのに俺が…。
忸怩たる思いを抱き途方に暮れる佐藤。
そんなある日、佐藤の携帯に一件の電話がかかってくる。電話の主は佐藤の中学時代の同級生を名乗る男、高西。そんな名の同級生なんていただろうか。
「久しぶりやな。ちょっと話したいことがあるんやが、近日中に会えるやろか?」
この電話をきっかけに、佐藤の運命は大きく変わっていく…。

11: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:08:18 ID:cFY
ワイの異世界漂流記

13: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:10:09 ID:QiH
>>11
なんJ民が異世界転生し、チートで通信魔術を開発、
それを応用した匿名掲示板を流行させ、異世界を堕落と腐敗に追い込む話

14: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:10:55 ID:PoC
廃墟からの復活

18: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:16:09 ID:7UH
>>14
改革を求めた「Wir sind das Volk!(我々こそが国民だ!)」の声は運動の進展とともに
統一を求める「Wir sind ein Volk!(我々は一つの国民だ!)」に取って代わった。
しかし依然として変革を許容しない指導部はデモの武力鎮圧を画策する…
陰謀渦巻く東独の未来は!?激動のノンフィクション!

19: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:16:31 ID:Xvn
アナタが寝ている人生の物語

34: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:35:16 ID:2H4
>>19
食う寝る遊ぶといった生活を繰り返していたたかし。彼はふと奇妙な夢を見る。
その世界で彼は高校時代に戻っていた。昔の楽しかった記憶を思い出しながら感慨にふけるたかし。
しかし、少しするとたかしはちょっとした違和感に気が付いた。散々話したはずのクラスメイト・教室の広さ・窓の形・廊下から見える校庭…。
そしてもっと理解できないことがあった。夢であるはずなのに一向に覚める気配がないのだ。

ぬぐいきれない違和感の中、たかしは夢の世界での学校生活を始めることにしたのだが…。

20: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:16:46 ID:Vm1
キーボードのKとL

27: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:25:57 ID:6it
>>20
USJ売却―――関西の各鉄道会社はこの利権をめぐって、熾烈な闘争を繰り返していた
最後に残ったのは近鉄と京阪。しかし、それはKLを名乗る者に奪われた
KLとは何者なのか、どうやってUSJを獲得したのか、謎が謎を呼ぶ中、阪急電鉄営業部長阪神好子にKLからの手紙が届く……

21: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:17:42 ID:6it
第二次山城国一揆

36: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:47:55 ID:PoC
>>21
時は22世紀
道州制導入により都道府県が解体され、
緩やかな国家連合体に変わった日本
山城国では京都市最優先の政策が行われ、
京都市以外の国民は日に日に不満を募らせていった。
そんな中、ある一人の若者が国内の格差是正を訴え始め・・・

22: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:18:09 ID:cFY
おんj戦争

26: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:25:31 ID:2Ol
>>22
ある日の昼下がり、おんJに投稿された暗号めいた奇文。
誰もがただの荒らしと思って見過ごしたその文は、某国から潜入していた工作員への暗号だった!
行動開始の命を受け、工作員たちは現実世界で一斉に行動を開始する――

24: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:19:49 ID:CVv
摩天楼の森

35: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:39:57 ID:6it
>>24
かつて自動車産業で栄えたデトロイトは財政破綻によって凋落の一途をたどっていた。
『アメリカ人でも住まない』『天使も悪魔もいない町』『空襲跡地』人口は増えずただ不名誉が増える
そんな中、市長に当選したのは若干25歳のマッテン・R・モリーという若者であった
当初は、青二才とバカにされていた彼だが、政策そのものは次々と成功していく
これはデトロイトを『ビル・ジャングル』に変えたちっぽけな男の物語

30: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:32:25 ID:h19
夏、屋上、日焼け後。

39: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:59:54 ID:6it
>>30
「あんたってさぁ、海見た事ある?」
長野県が例えどれだけ頑張っても海は手に入らない
夏休み、実家の野沢温泉村に帰ってきた高校生、山梨健は幼馴染の駒ケ根伊那に誘われ太平洋を目指す
待ち構える風魔忍軍、富士樹海の亡霊、伊豆の踊子の誘惑………
二人は水平線から出る太陽を目にできるのか

32: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:34:32 ID:h19
中村紀洋?
すまん、まったくわからんから解説よろしく。

40: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:59:59 ID:yL0
>>32
「俺が三億円事件の犯人や」
警視庁にかかって来た1本の電話。声の主は「中村紀洋」とだけ名乗ってそのまま電話を切る。逆探知をかけるも、とある地方都市のさびれた電話ボックスに行き当たるのみ。
「なんだいたずらか……」と思い始めていた署員たちのもとに、同様の事例が全国で同時多発的に起きていることが伝えられる。
三億円事件の真相とは、そして各地で犯人を「中村紀洋」の正体とは?
三億円事件の当時の主任刑事、定年間近の中村紀洋刑事の挑戦が今、はじまる。

33: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:34:37 ID:x91
半分残ったお茶

37: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:50:31 ID:2H4
>>33
結婚してから特別いいことというものを経験することなく還暦を迎えた房子。夫貴信の定年を間近に控え、自分自身の人生について考えるようになった。
周りに言われるがままに結婚し、特に子供を授かることもなくただひたすら日々の雑務をこなしていた房子には楽しみというものがなかった。
ある日、房子はあることを考えるようになった。「これから私は死ぬまで夫に縛られるのだろうか」
真っ先に考えられる手段としては離婚することだが、貴信がそれを許すとは思えない。ならどうするか。
ふと飲みかけのお茶を見て、房子はある計画を練り始める…

38: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)22:52:28 ID:x91
>>37
ええやん

47: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:13:07 ID:2H4
少年と屁

48: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:20:34 ID:6it
>>47
ばれへん、ばれへん、一発だけならぷっぷのぷ
『少年』の覚悟はその程度のモノであった。いや、誰しもがそうだろう
朝礼放送、校長のこの一言が無ければ……
「今から校内で放屁したものは市中引き回し並びに鋸引きである」

君は生き残れるか

54: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:28:13 ID:2H4
>>48

56: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:34:35 ID:fPm
走り寄ってくる音

75: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:53:16 ID:yL0
>>56
甲子園出場権をかけた地方大会決勝、エース土屋をリードするために最終回のキャッチャーボックスにいた。
ツーアウトながらランナーは3塁。相手の1番は足が速いのは恐ろしいが、パワーは無く、外に泳がせれば打ち損じは必至。
2球で首尾よく追い込んで、外目に構えた俺。土屋が振りかぶる。そして俺の耳に聞こえる足音……足音!
一歩一歩、凄まじい勢いで走ってくる音がする。まさか、スクイズか!?

64: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:39:03 ID:2H4
陽向の月見草

76: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:54:01 ID:SjR
>>64
1990年代にID野球を掲げセリーグを席巻した野村克也率いるヤクルトスワローズ。
日の当たらない月見草が光を浴びる中、野村に太陽と称された長嶋茂雄は
如何なる気持ちで月見草の野村克也に向き合っていたのか。
今明かされる真実のライバルストーリー

こんなのが読みたい

77: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:54:16 ID:2H4
>>76
ええやん

70: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:43:08 ID:6it
樟葉駅を燃やせ

84: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:04:59 ID:dhg
>>70
田山は売れない放送作家であった。
昔から田山は人を面白くさせることが好きだった。深夜のラジオ番組に何度もハガキを送り、彼のハンドルネームは番組のファンなら誰しも知っているところであった。
そういった経験から田山は人を笑わせることに絶大な自信を持っていた。
しかし、時代の変化によって田山が信条としていた笑いは今のテレビ視聴者には受けないものとなっていた。
彼が目指していたのは何気ないようで計算されたいわゆる「利口な笑い」であった。しかし、今の世で求められる笑いはもっと直接的な笑いであった。
失意の日々を過ごすうち、彼は今の世もとい今の世界の人々に対して不満を持つようになった。「なぜ俺の笑いが理解できないんだ…なんで…」
仕事後疲れ切った足取りで500円で入れるラーメン屋に腰を下ろす田山。その横に汚くよれた服を着た老人が座った。
なんだこいつは、と言いたい気持ちを抑えて麺をすする田山に老人はふいに語りかけた。
「君は今の世の中に不満があるようだね」
急にどうしたんだよ、と言う間もなく老人は次の言葉を放つ。静かに、そして小さくも重々しい声で。
「革命を起こそうじゃないか」
彼の歯車は、今、狂い始める。

74: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:49:30 ID:2H4
かなりやの籠と赤い羽根

81: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:58:12 ID:6it
>>74
私はそれまで世界を知りませんでした
自分のベッドとその周りが本当の世界。ドアの向こうはおとぎ話だと思っていました
あの時、赤十字のパンフレットを見るまでは……

これは真実と博愛に満ちた実話
中東で咲いた赤いチューリップをあなたに…

78: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:54:37 ID:2H4
永遠となった完全試合

249: 名無しさん@おーぷん 2017/04/19(水)15:08:33 ID:Vku
>>78
長い間達成されなかった完全試合が今夜遂に達成された───
そんなニュースが日本中を駆け巡り、球史に新たな1ページが刻まれた翌日、いつもと変わらず大松は試合会場へと向かった。
完全試合試合が達成されようと、まだカードは一勝一敗で今日の試合に勝てば無条件で勝ち越しなのだ。完全試合をされようが、ノーノーを喰らおうが、一敗は一敗で負けが増えるわけではない。
気持ちを切り替えることが大切だと、今までの野球人生で耳にタコができるほど聞いてきた言葉を今日も自分に言い聞かせる。
異変に気付いたのは相手チームのオーダーに目を通した時だった。先発の欄に今日投げるはずの投手の名前ではなく、昨日完全試合を達成した多田野の名前があった。
他の選手やコーチにこれはどういうことかと訊いてみても、何を言っているんだという様子でまともに取り合ってくれず、挙げ句の果てには体調悪いならスタメンから外そうかと言われる始末だ。
もう一度オーダーを見ると、日付が間違っている。今日は17日ではなかったか。
─────繰り返される1日、終わらない完全試合。大松は"今日"を終えることができるのか。

79: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:56:04 ID:8l6
『虚数』

87: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:08:26 ID:zK8
>>79
――数字は孤独を感じるか――
数学者の只野正之は同業者から頭がおかしくなったのかと思われるような理論を研究していた
そんなとき講師を勤める大学で奇妙な噂を耳にする
――数字と会話する女――
そんな馬鹿げたことがあるはずかない、そんなふうに只野はそんなふうに思っていたが思いもよらぬ形で彼女と接点を持つことになる

80: 名無しさん@おーぷん 2017/04/16(日)23:58:07 ID:xTs
未完成のスライダー

90: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:14:10 ID:dhg
>>80
高口には決め球となる変化球がなかった。
球速はそこそこ出る。コントロールもそこまで悪くはない。しかし決め球がないがために少しでも球が甘くなったら確実に打たれてしまう。
よく言えば手堅い、悪く言えば中途半端。それがために高口は名門石木高校のエースになれず2番手に甘んじていた。
ある日手慰めにボールをいじっていた高口。「試しに元広島の林の握りでもしてみるかな」そう思って投げてみたボール。
彼の投げたボールは、予想だにしないような曲りでバッターボックスに届いた。
試合でもそれを投げるようにしたところ安定して抑えられるようになった。そしてついに高口は石木高校のエースとなったのだ。
しかし、彼にはどこかもやもやした思いが残っていた。「全盛期の林の曲がりはこんなもんじゃなかった」高口は動画で見た林のスライダーに心底見せられており、いつしかそれを再現するのが彼の夢になっていた。
どれだけ努力を積み重ねても満足のいく球にたどり着けない高口。そして彼はスライダーを完成させないまま最後の選抜高校野球夏季大会予選に臨むことになった…。

82: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:01:21 ID:gBn
花瓶と骨

96: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:17:11 ID:zK8
>>82
カランカランと骨が鳴る
花瓶の中で骨が鳴く
瑞々しく美しい華は枯れてしまえば誰にも見向きもされなくなる
だがその死に様に美しさを感じるものもごく僅かだが存在する
裏千家、代々闇華道を取り仕切ってきた日本文化の闇
闇華道の真髄とは人体を活けること、すなわち生と死を表現する禁忌の文化なのだ

98: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:18:28 ID:gBn
>>96
はぇ~すっごい面白そう

83: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:04:52 ID:Se3
極夜に咲く花

99: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:19:01 ID:zhc
>>83
ソ連崩壊によって強化人間計画は水泡に帰した
臨時政府はたった一つの試作品であった『ダスヴィダーニャ』をベーリング海へと投げ捨てた
そして平成29年、淡路島に住む高校生阿波路島雄が何気なしに海外線を歩いているとそこには白髪のロシア人美女が……
目を覚ましたダスヴィダーニャは島雄を主人と呼び、共に生活を始める

その裏で蠢くは日本政府! 北方領土の過程で浮上したダスヴィダーニャを確保する事であった!

島雄はダスヴィダーニャを主人として守るべきである

85: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:05:29 ID:dhg
横須賀献血殺人事件

95: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:16:54 ID:oh3
>>85
戦後間も無い横須賀。軍港の街であった横須賀では、バラックが立ち並び、闇市がひしめき合っていた。
復員して間も無く横須賀に降り立った金田一耕助は、ある集落の住人たちが次々と死んでいるという噂を耳にする。
当時どこの闇市でも売血、現在でいう献血が横行していた。多かれ少なかれ血液由来の病にかかるものは多かったが、その集落では売血を行ってすぐに死ぬ者が多発しているという。
金田一耕助は助けの声に応じ、集落へ出向く。幻の金田一耕助最初の事件。

92: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:15:33 ID:dhg
今日の夜もこのスレが伸びていてくれたらええんやけどなあ

110: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:25:22 ID:oh3
>>92
友達はいない。でもおんjでは伸びるスレをいくつか立てている。仕事が終わったらそれをチェックしながら飯を食い、ニュースを観て寝る、その繰り返しのはずだったーー。
「こんなレスを返せるやつは一体だれなんだ?」
「面白い奴に違いない」
「なあ、ワイらで明日飲みに行かんか?」
まさか、リアルでの馴れ合いは禁忌とされるはず。
「ええなあ、ほな明日場所は指定するわ。みんな関東住みやんな?」
……東京での待ち合わせ。こんなこと、あっていいのか。キーボードを叩く手が震える。
思わず声に出す。
「今日の夜もこのスレが伸びていてくれたらええんやけどなあ……」

100: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:19:59 ID:0Sp
ひきこもりの末路

119: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:35:54 ID:dhg
>>100
毅は家から長らく出ていなかった。いわゆる引きこもりである。
食べるだけ食べて部屋にこもる。膝を抱え泣く。たまにSNSでつぶやく。そんな生活を送っていた。
ある日彼は家族から「一度くらい職安に行ってみたらどうか、不安なら私たちもついていくから」という言葉をかけられる。
しばらくして毅は了解したと返した。嫌だと言うと思っていたのだろうか、家族たちの顔は心なしか高揚しているように見える。
家から出たくない。ただ話し相手もいない。どうせ就職なんてできやしないんだ、だから適当に話だけして帰ろう。そしてまたいつも通りの生活を送ろう。そんな思いから毅は重い腰を上げて外に出ることにしたのだった。
周りの目を気にして一人で部屋を出た毅。思えば一人での外出は何年ぶりになるだろうか。
携帯のアプリケーションを見ながら慣れない道を進む毅に後ろから知らない声がかかる。
「お前、諸里か?」
その声は救いの糸か、それとも悪魔の囁きか。

102: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:21:07 ID:cQh
前はいろいろ思いついたけど今日はさっぱりや

117: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:31:54 ID:s1E
>>102
「さっぱり」はスポーツもできて音楽も得意、感想文では金賞取ったこともある秀才……だった。中学までは。
高校で凡人、大学は行ったものの有象無象に埋もれて目立てない。
小中と周りからちやほやされ秀才だのイチバンだの言われたのはなんだったんだろう、と自問自答しては部屋の壁に本を投げつける日々。
今日こそは、と思っても玄関からも飛び出せない毎日、コンビニ帰りの夜、駅前で見かけた望遠鏡をのぞく集団に拉致されて始まるハートフル天文コメディ。
「俺を『さっぱり』と呼ぶな~!!!」「だってキミ、ピントすらさっぱり合わせられないじゃない」「ほらほら月が逃げてくよ~」

111: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:26:10 ID:dUu
1992年の阪神タイガース

133: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)01:55:20 ID:b6e
>>111
1992年、ボクは恋愛に関する総ての事を経験した。ボクの幸せと初めては全部1992年の阪神タイガースと共にあった
空前のベビーブームのさなかに生まれたボクはずっと剣道に夢中だったんだけど、高校三年生の時になって自分がどれだけバカかと気付いて
それからは必死でうんうん勉強してやっとの事で大阪の大学に滑り込む事ができた
そこでボクはボクの人生で初めて出来た彼女、ボクが人生で一番愛した女性、「マユミ」に出会った
今の大学の新歓はよく知らないけど当時の新歓というのはバブルがはじけた直後とはいえ大学生の僕らにはそこまで影響はなく
ただひたすら新入学生を半分騙したような誘い方で連れ去り、そいつらを口実に先輩達が酒を飲む、勧誘なんかそっちのけのだったわけだが
ボクにはそれが新鮮で嬉しくて毎日毎日夕方になるとボクは色々なサークルに攫われるように連れて行かれる事を楽しんでいた
そろそろどこかのサークルに入るか決めなければと思っていた4月22日のボクに運命は訪れる
「なーなー、君って野球に興味ある?」突然甘ったるい声で話しかけられた僕は正直言って野球にはまったく興味がなかったけど
その可愛らしい声に興味を惹かれて振り返った「あんなー、うちら阪神園芸研究会って言うんやけどなー」
あごを少しひいて視線を下げたボクの前には元気そうな大きな目なのに全体的にはおしとやかそうなチグハグな印象の女性が
似合わない変な虎のマーク帽子と縦縞のおおきなユニフォームを着て黄色いメガホンを口にあてて目をキラキラさせながら楽しそうな声でボクにこう言った
「うちらと一緒に野球を見ませんかー!」

113: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:29:13 ID:0Sp
高時給アルバイト

141: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)20:30:09 ID:dhg
>>113
死体洗い、という都市伝説を聞いたことがあるだろうか。
時給は高いがやる内容が内容だけに忌避されるバイト、いわゆる裏バイトの1つである。
実際にはそんなバイトなぞあるわけがなく、「そういうものがあったら参加するのに」という話のタネになるかどうかといった程度のものである。
ただ、裏バイトというもの自体は存在している。一般に口外しにくいだけで求人はちゃんとあるのだ。
この本では、そういった裏バイトの具体例を取材班のルポタージュと共に紹介していく。守秘義務の都合上依頼主や具体的な場所などの記載は伏せさせていただくが、仕事内容や時給といった読者が一番知りたいと思われることについては事細かに記載している。
最後に一言書いておくが、決して軽い気持ちでこの本を手に取らないようにしてもらいたい。

122: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:40:09 ID:dUu
風になれ

260: 名無しさん@おーぷん 2017/04/19(水)15:49:03 ID:5q7
>>122
スカイダイバーの園田は通常のスカイダイビングに新鮮味を感じなくなってきていた。初めてインストラクターと一緒にヘリコプターから落下したときの恐怖と興奮が混じることにより感じた強い快感をもう一度味わいたいと渇望する日々。
そのような折に、同じスカイダイバーの知り合いからウイングスーツの存在を知り、さっそく指導を受けに赴く…

128: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:46:02 ID:pqA
2/5

164: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)21:43:50 ID:dhg
>>128
日本プロ野球界において未だに達成者のいない記録、打率4割。
長嶋・張本・クロマティ・イチロー…その域に近づいたものはいたものの、まだ誰もその頂を見たことはない。
「たかが5打席中2本安打を打てばいいことじゃないか」そう思われる方もいるかもしれない。数字だけで見るならそう思ってしまうのも無理もないことなのかもしれない。
ただ、プロ野球のバッターというのは一生のほとんどを野球に費やし数多の競争を勝ち抜いてきた者達だ。言うなれば「野球エリート」である。そんなエリート達でも成し遂げることができない記録。それが打率4割なのだ。
なぜ2/5の確率でヒットを打つことがそんなに難しいのか。
この本では、プロ野球で活躍した安打製造機達の話や統計学といった学術的視点から打率4割の実現性について考察していく。

131: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:52:35 ID:TBV
指先の白球

148: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)20:58:42 ID:dhg
>>131
高砂商業高校のエース大伴は血行障害に罹った。最後の甲子園地区予選大会が始まる直前のことであった。
昨年の夏高砂商業高校は茨城県地区予選ベスト4入りという快挙を達成したが、打撃陣も控え投手も他の高校と比べるとかなり心もとない。名実共に大伴のチームといって良かった。
大伴は悔いを残したくないと痛みをこらえてマウンドに上がる。
責任感の強い彼は自身の病状を誰にも話していなかったが、キャッチャーの丸善はその何かを押しこめているような表情から大よそのことを察しておりナインもそれを把握していた。
普段3点を取れるかどうかといった貧打の高砂商業高校であるが、今年は違うとばかりに必死に球にくらいつき打点を積み重ねる。
チームが順当に勝ち進む中、大伴の指先の感覚はじわりじわりと失われていた…。

132: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)00:52:43 ID:Xpq
路地裏猫の正体

134: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)08:33:21 ID:zhc
>>132
路地裏には『猫』がいるから気をつけろ。足立区にはそんな言い伝えがある
都内に通う女子高生、安達久美は帰宅途中、近道をしようとこの路地裏を通った
普段とは違う世界に足を踏み入れ、すこし浮き立つ久美。路地裏を抜ける、その時
「おい、依頼を聞かせてくれよ?」
何者かに腕を掴まれ、路地裏に再び引き込まれる
青年は自らを猫と名乗った。曰くこの路地裏を通った者に依頼を聞く、何でも屋
それは政治家から非合法な存在まで、マネーを受け取れば掃除から殺しまで
「さぁ、教えてくれや。何を頼みたい?」
その気迫に久美は涙目になり涙ながらに涙声でこうつぶやく

「わ、私を守ってください!」


136: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)08:37:08 ID:lAr
シリアル エクスペリメンツ ドカタ

161: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)21:25:45 ID:oh3
>>136
「ヘイ! ユーはドカタのサッドネスを知ってるかい?」

とある工事現場で働いていたドカタのシンペイ・ヤマモトは突っ込んでくるトラックを止めようと体をクルマの前に投げ出したのさ。
ユーアークレイジィ! とばかりに運転手は急ブレーキを踏むと思いきや運転手を振り切るように右へカーブ! 追いすがる運転手を荷台に乗せたままニューヨークへ突っ走っちまったってワケ。
昨日の日給9700円だけ懐に入れてニューヨークに来たドカタは、まず食いつなぐ術を考えた。必死に考えた。ア・ハード・ファッキンシンキング!
でも一晩考えて何も浮かばなかった。なぜなら彼は英語が一言も話せなかったから。そう、ただの一言もね。

そんな時、セントラルパークで見た大道芸人にピンと来たのさイッツァ・メイク・センス!
オートマティック・セーフティ・インフォメーション・マシーンこと安全まもるくんのマネをして日銭を稼ぎ、ついにはカーネギー・ホールで連続実験的公演(=シリアル・エクスペリメンツ・アクト)までやっちまったっつうドカタの涙と笑いの話さ。全く、イかれてるよ!

140: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)19:11:16 ID:dhg
男風張一代記

145: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)20:56:08 ID:oh3
>>140
東農大オホーツクから2014年にドラフト2位でヤクルトスワローズに入団した風張蓮。
プロ初登板、一軍初登板でいずれも危険球退場となるなど色々な意味で「球史に残る」選手となった風張だが、その後は鳴かず飛ばずで2018年オフに自由契約となる。
学生時代のトレーニングが縁で、北海道網走市の漁協で働いていた風張。ある時同僚から草野球の誘いを受ける。

「野球はもう」と頑なに断る風張に対し、
「いいからやってみんべ。プロじゃねえんだ。遊びよ、遊び」としつこく誘う同僚。
仕方がなく立った久々のマウンドに、風張は野球の楽しさを思い出す。
「あれ、この手応え……」
「やめれって。プロだったのはわかるけど、そこまで本気出すでねえって」と同僚が頼み込むほどバッタバッタと三振を取る風張。
「いつから野球を辛いものだと考えていたんだっけ……」

そんな折、風張をプロの世界に迎え入れたスカウトが網走を訪れる。彼は風張の人生を狂わせたと少なからぬ責任を感じていた。
漁協へ風張を訪ねると、「あいつは今球場にいますよ」という言葉。まさかと思いつつも市営球場のスタンドに駆け込むスカウト。
「あれが……風張!?」
現役時代と遜色無いフォームから繰り出される快速球。一度現役を退いたとはいえ、球速も悲観されるほど落ちてはいない。そして何より、別人のようなコントロールの良さ。
「風張! 俺だ! もう一度テストを受けて見る気はないか?」気付けば、そう叫んでいた。

風張蓮、のちに「野球人生を二度歩んだ男」と評される稀代の野球選手の評伝である。

143: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)20:35:44 ID:dhg
何が日本だロンドンだ

162: 名無し 2017/04/17(月)21:26:04 ID:s3q
>>143
主人公の町田は、実家が有名な料亭で将来を期待された料理人だったが、親の理不尽かつ厳しい指導に我慢ならず家を飛び出し、イギリスに留学をした。
しかしそこで待ち受けていたのは食文化の違い。
何を食べても美味しくなく、それこそ日本とはかけ離れていた。
しかし料亭の息子として厳しく育てられた町田にとっては日本の伝統料理も悪いもの。
本当の料理とは何か、それを考える町田の冒険が始まった。

146: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)20:57:28 ID:rpg
野獣、王道を征く

156: 名無しさん@おーぷん 2017/04/17(月)21:19:05 ID:dhg
>>146
ホームランを打った時の派手なアクションと身長190を超える堂々たる体躯故に野獣の愛称で知られるファイターズの主砲、大滝。
フリースインガーとして低打率ながらも安定して40本を放つ。豪快で奔放な男である。
ある日、スポーツ紙の一面をあるニュースが飾った。大滝がジャイアンツの2番手投手宇津木とトレードされるというのだ。
トレードマークであったヒゲは紳士の球団として剃られることになった。真面目な選手ばかりでどこか窮屈である。
ストレスから不振に陥り鬱屈した日々を送る大滝。見かねた小笠原バッティングコーチは彼を都内の焼き肉店に呼びつける。
「自分のキャラクターというものはすぐに変えられるわけじゃない。でも、チームのために何かを変えなくてはならないこともあるんだ」小笠原は静かに言葉を紡ぐ。
その日から、大滝の中で何かが変わっていった…。
これは、かつて野獣と言われた男がいかにしてセ・リーグの王道を往く大打者となったのかを描いたノンフィクションである。