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その2はこちら

114: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:16:30 ID:tw@kurokuko1

《 6話:やきう民の過去 》

大将「お二人とも、そろそろ一息ついたらどうです?」

大将「あまり根を詰めると酒の味も分からなくなりますよ」

トン

大将「温かいウーロン茶割ときゅうりの浅漬けです」

彡(^)(^)「せやな、ありがとう大将」ゴクッ

彡(^)(^)「ここに来てのホットウーロン割ええなぁ。骨身にしみるわ」

彡(^)(^)「浅漬けも丁度ええ加減や!落ち着く味やで」

115: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:22:59 ID:tw@kurokuko1

(´・ω・`)き……う…り?

(´・ω・`))プルッ

((´・ω・`;))))プルプルプル

彡(゚)(゚)「ん、どうした原ちゃん?震えとるぞ」

<シュバッ

(´・ω・`#)ガツガツガツガツ!!!

彡;(゚)(゚)「す、凄まじい勢いできうりを食っとる!」

彡;(゚)(゚)「まるでバケモノや!」

116: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:30:18 ID:tw@kurokuko1

(´・ω・`*)「きうりうまぁ!!」モグモグ

(´・ω・`*)ゴクゴクゴク←ウーロン割一気飲み

(´≡ω≡`*)プハーッ!!

(´・ω・`*)「き、きうりとお酒って何でこんなに合うんだ!!」

(´・ω・`*)「大将!きうりとお酒おかわり!!」

彡;(゚)(゚)「お、おい、大丈夫か原ちゃん??」

(´・ω・`*)「大丈夫大丈夫、僕はこう見えてお酒強いんですよ」

119: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:41:33 ID:tw@kurokuko1

~15分後~

(´≡ω≡`*)……

(´≡ω≡`*)うぃ~~~~

彡;(゚)(゚)「完全に出来上がっとるやないかい!!」

(´≡ω≡`*)「あ~~~~ん!?」

(´≡ω≡`*)「何か文句あんのかいやきう民さんよぉ??」

彡;(゚)(゚)「いやあの…、飲み過ぎは(アカン)かな~↑↑と思いましてやね…」

(´≡ω≡`*)「な~~にぃ~~~!?」

120: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:46:12 ID:tw@kurokuko1

(´≡ω≡`*)「あんたさっきからよぉ、おとなしく聞いてやればヨォ、調子乗りやがってヨォ」

(´≡ω≡`*)「延々と御高説垂れ流しまくってくれやがったよなぁ~」

(´≡ω≡`*)「おおん!?」

彡;(゚)(゚)ヒッ

(´≡ω≡`*)「挙げ句の果てにたくさん虐待してくれたなあ!?」

彡;(゚)(゚)「そ、それはやな、話の流れ的につい…」

(´≡ω≡`*)「何をわけのわからんこと言ってんだコラァ!!」

121: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:46:53 ID:tw@kurokuko1
no title

122: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:47:19 ID:tw@kurokuko1
no title

123: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)19:53:43 ID:tw@kurokuko1


彡(×)(×)←気絶

(´≡ω≡`*)「この腐れ外道がっ!!」

大将「まぁまぁ、原住民さん落ち着いて」

(´≡ω≡`;)「うっ。た、大将」

大将「ほら、お冷でも飲んで」トン

(´≡ω≡`;)「は、はい」

(´≡ω≡`)ゴクゴク

(´=ω=`)ふぅー

124: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)20:01:28 ID:tw@kurokuko1

大将「あと、これはシジミ汁です。二日酔いの予防になりますよ」トン

(´=ω=`)「あ、ありがとうございます」

(´=ω=`)ズズズー

(´-ω-`*)「お、おいしい。なんて落ち着く味なんだ」

(´-ω-`*)ズズ、ズズズ

(´-ω-`*)「はぁ~~、生き返る」

125: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)20:07:19 ID:tw@kurokuko1

大将「どうです?少し酔いも落ち着いてきたでしょう」

(´・ω・`*)「あ、はい。だいぶ」

(´-ω-`*)「取り乱してしまいすみませんでした」

大将「いえいえ、お二人とも随分真剣な話をされてましたからね」

大将「そういう時に限って悪酔いしてしまうものですよ」

(´-ω-`*)「やきうさんにも悪いことしちゃったな」


彡(×)(×)←まだ気絶

126: 名無しさん@おーぷん 2018/02/07(水)20:17:35 ID:Bxf
飯テロかな?

127: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)20:18:57 ID:tw@kurokuko1

大将「……」

大将「やきうさんもね、学生の頃に不登校だった時期があるそうですよ」

(´・ω・`)「え?」

大将「その時のやきうさんは、今の原住民さんと同じように『生きている意味』が分からなくてとても悩んだそうです」

大将「だけど、やきうさんは学校のカウンセラーの先生に助けられた。色々あって大学は中退したそうですが」

大将「それからその先生に憧れて、心理学や哲学を独学で学んだり、産業カウンセラーの資格を取ったりしたらしいんです」

(´・ω・`)「…だから、やきうさんは色んなことを知ってるんですね」

大将「ええ、そして実際にカウンセラーとして働いてた時期もあるそうですよ」

(´・ω・`)「すごい」

128: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)20:30:42 ID:tw@kurokuko1

大将「だけどね、やきうさんは自分がカウンセラーになった事をすごく悔やんでいたんです」

(´・ω・`)「え、なぜ?」

大将「やきうさんは、カウンセラーとして一生懸命だった。でも、ある人を救う事ができなかった」

(´・ω・`)「ある人?」

大将「えぇ、その人はやきうさんとのカウンセリングで、自殺したいと漏らしたそうなんです。もちろん、やきうさんはそうならないよう、カウンセラーとして八方手を尽くした」

大将「でも結局、その人は自分自身を殺めてしまったそうです」

(´・ω・`;)「えっ……」

大将「やきうさんは、その責任感からカウンセラーを辞めて、普通の会社員になったそうです」

(´・ω・`;)……

(´・ω・`;)「やきうさんにそんな過去があったんですね…」

大将「だからきっと、やきうさんはアナタを放っておけないんでしょう」

(´・ω・`)……

129: 名無しさん@おーぷん 2018/02/07(水)20:32:29 ID:Bxf
やきう良いやつで竹

130: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)20:36:23 ID:tw@kurokuko1



彡(×)(×)「アイタタタ」

彡(×)(-)「な、なんやここ?」←ショックによる記憶喪失

(´・ω・`)「やきうさん」

彡;(-)(゚)「ん?アンタ誰やっけ?」

(´・ω・`;)「原住民です」

131: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)20:42:29 ID:tw@kurokuko1

(´・ω・`;)「さっきは失礼なことをしてしまい本当にごめんなさい」

彡;(-)(゚)「ファ?」←分かってない

(´・ω・`)「やきうさん」

(´・ω・`)「これから僕ともう少しだけ、生きる意味を考えてくれませんか?」

彡;(-)(゚)「え?」

(´・ω・`)「どうか、お願いします」ペコッ

彡;(-)(゚)「お、おう…?」コクン

彡;(-)(゚)???



謎の体の痛みに耐えながら、訳もわからず頷くやきう民であった。


《 6話: やきう民の過去(終)》

133: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/07(水)20:47:54 ID:tw@kurokuko1


【今日のまとめ】

・酒は呑んでも飲まれるな

134: 名無しさん@おーぷん 2018/02/07(水)21:39:11 ID:1Cn

136: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)18:12:37 ID:tw@kurokuko1

《 7話:望み 》

彡(゚)(゚)「ほな原ちゃん、これから改めて生きる意味を考えるやで!」←記憶を取り戻した

(´・ω・`)「よろしくお願いします!」

彡(゚)(゚)「その前に少し復習や」

(´・ω・`)「はい」

彡(゚)(゚)「ワイらが使っとる箸には価値がある」

彡(゚)(゚)「それは、『食べる』って目的の為に人が作り出したからや」

彡(゚)(゚)「これを人に置き換えると、創造論的価値観があると言える」

(´・ω・`)「ふむふむ」

137: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)18:30:48 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「まだまだ創造論を信じてる人は多い」

彡(゚)(゚)「そして、それを否定することもできへん」

彡(゚)(゚)「だが、科学が進歩した現代では創造論を信じられなくなった人も多くおる」

(´・ω・`)「うん、僕もその1人です」

彡(゚)(゚)「そこで普及してきたのが唯物論的な価値観や」

138: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)19:15:11 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「唯物論的価値観で言うと、この箸はただの棒切れ二本にすぎん」

彡(゚)(゚)「たまたま棒切れが二本あって、物を食べるのに便利やから『箸』って意味を後付けをしたって感じやな」

彡(゚)(゚)「ものっそい大雑把な説明やけど、ここまではええか?」

(´・ω・`)「あ、はい!(既に曖昧)」

彡(゚)(゚)「問題はここから先や」

139: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)19:20:54 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「ほな原ちゃん、例えばこの箸が一本折れてしもうたらどうする?」

(´・ω・`;)「え……。折れたなら捨てますね、たぶん」

彡(゚)(゚)「ふむ、まぁそれが普通やろな」

彡(゚)(゚)「せやけど、それはコレが『箸』っていう事に囚われ過ぎてへんか?」

(´・ω・`)「…?どういう事でしょう」

彡(゚)(゚)「例えば、残ったもう一本の箸に鶏肉を刺して、焼き鳥用の串にしてもええわけやろ?」

(´・ω・`;)「まぁ、自分で食べる分にはできなくないですね」

彡(^)(^)「な?他にも××の穴にぶち込んで快感を得たりもできるで!」

(´・ω・`;)(それはヤメろ)

140: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)19:40:24 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「極端な話、『箸』って概念に囚われなければ、この棒切れの価値は無限大なんや」

彡(゚)(゚)「自分次第でな!」

彡(゚)(゚)「これがいわゆる、『強さのニヒリズム』的考えや(やきう民意訳)」

(´・ω・`)「なるほど、何となく分かった気がします」

(´・ω・`)「本来は意味がないから、人が自由に意味付けできるという事ですね」

彡(゚)(゚)「せやね」

141: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)19:49:03 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「もともと意味を与えられているからこそ、それが足枷になる場合もあるんやで」

(´・ω・`)「足枷に…?」

彡(゚)(゚)「例えば、医者の家に生まれた子供が、小さい頃から医者になるべく厳しく勉強させられたりなんかもそうやな」

彡(゚)(゚)「当人としては野球選手にチャレンジしてみたいのに、親は断固としてそれを許さない」

彡(゚)(゚)「本当は野球をやりたいのに、興味もない医学を学ばされる」

彡(゚)(゚)「この子は最初から『医者の息子』という『意味』を与えられとるからこそ悩むんや」

(´・ω・`)「なるほど、確かにそうかもしれませんね」

142: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)19:57:55 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「原ちゃん、初めの方に『意味』の意味について調べたの覚えとるか?」

(´・ω・`)「あ、はい。人が生きる意味は『その人が生きる事がどれだけ役に立っているか』でしたよね」

彡(゚)(゚)「せやな。ほな、役に立つって誰の役に立てばええんやろ?」

(´・ω・`;)「え?それは…家族とか、友人とか。あとは、会社……ですかね?」

彡(゚)(゚)「ふむ。それは間違いやないで。せやけど、まず最初に役に立たなアカン奴がおるやろ?」

(´・ω・`;)「えっと……それは」

(´・ω・`)「もしかして……自分自身、でしょうか?」

彡(^)(^)「せや!」

143: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)20:08:10 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「『マズローの欲求の階層』というのがあるんやが」

彡(゚)(゚)「これはマズローって心理学者が人間の欲求について研究したものなんや」

彡(゚)(゚)「それによると、人は誰しも社会に貢献して認められたい欲求を持っとる」

(´・ω・`)「いわゆる、承認欲求ってやつですか?」

彡(゚)(゚)「せや。だけど、それは自分自身の欲求を最低限満たした上で成り立つ物なんや」

彡(゚)(゚)「人はまず、『自分自身』を救わないアカンのやで」

(´・ω・`)「自分自身を救う…か」

145: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)20:30:12 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「人は誰しも『望み』があるものや」

彡(゚)(゚)「せやけどな、自分自身の望みを無視した時、人は『自分』という1番役に立たなアカン相手から逃げた事になる」

彡(゚)(゚)「原ちゃん、ワイはな。その時こそ、人は本当の意味で『無意味』になると思うんや」

(´・ω・`:)「……」

彡(゚)(゚)「なぁ、原ちゃんの『望み』ってなんなんや?」

(´・ω・`)「望み……ですか?」

(´・ω・`;)「それは…正直、自分でも良く分からないです」

146: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)20:42:50 ID:tw@kurokuko1
※参考

『マズローの欲求の階層』

no title


低次の欲求が満たされていく中で、徐々に上位の欲求へ移行していくイメージ。
ただ、勘違いされやすいが、低次の欲求が満たされないと上位の欲求が出現しないわけではない。

147: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)20:46:52 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「最初は具体的な事やなくてもええんやで?」

彡(゚)(゚)「楽しく生活したい!とか、のんびり生きたいとか」

(´・ω・`;)……

彡(゚)(゚)「少なくとも……」

彡(゚)(゚)「『死ぬ事』が原ちゃんの『本当の望み』やないやろ」

彡(゚)(゚)「ちゃうか?」

(´・ω・`)

(´-ω-`)

(´・ω・`)「……はい」

(´・ω・`;)「でも、どう考えればいいのか検討がつきません」

149: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)21:07:41 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)「こればかりは、原ちゃん自身が自分の力で見つけなアカン」

彡(゚)(゚)「ただの『社会常識』や『他人から押し付けられた理想』やと意味ないんや」

彡(゚)(゚)「せやけど、実は『自分の望み』と『他者に刷り込まれた価値観』を見分けるのは難しいんや。見つけ方にはコツがある」

(´・ω・`)「コツ?」

彡(゚)(゚)「思い浮かんだ望みに、決して『自分には無理』とか『現実的じゃない』とか考えん事や」

彡(゚)(゚)「自分が思うたまま、素直な気持ちを認めるんやで」

(´・ω・`)「素直な気持ち…」

彡(゚)(゚)「せや。自分の心の声に耳を傾けるんや」

150: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)21:21:51 ID:tw@kurokuko1

(´-ω-`)(心の声に耳を傾ける…)


(´-ω-`)…

(´-ω-`)……

(´・ω・`)


(´・ω・`)「僕は……」


(´・ω・`)「幸せになりたい」

152: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)21:30:55 ID:tw@kurokuko1

彡(^)(^)

彡(^)(^)「ええやん、原ちゃん」

彡(^)(^)「『死にたい』って望みより、その方がよっぽど自分に正直やと思うで?」

彡(^)(^)「ほんなら後は、それをゆっくり煮詰めるだけやな」

彡(^)(^)「原ちゃんがどうすれば幸せになれるかを、少しずつ考えていけばええ」

(´・ω・`)コクン

153: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)21:38:54 ID:tw@kurokuko1

彡(^)(^)「大まかでも目指すべき道が見えたなら後は少しや!」

彡(^)(^)「ここまで来れば、もう答えが見えたも同然やで」

彡(^)(^)「後は…」

トントン

大将「あの、話が盛り上がってるところ、すみません」

彡(゚)(゚)「ん、何や店長?」

大将「やきうさん、もうすぐ終電の時間ですよ」

彡;(゚)(゚)「なんやって!?もうそんな時間やったんか!?!」

154: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)21:49:46 ID:tw@kurokuko1

彡;(゚)(゚)「せやけど、これからまだ原ちゃんと…」

彡;(-)(-)「ア~ッ!かと言って、明日は朝イチでアポあるから帰らな(アカン)」

彡;(-)(-)「どうすればええんや!!」

(´・ω・`;)(やきうさん、僕のことであんなに…)

(´・ω・`)……

(´・ω・`)「やきうさん」

(´・ω・`)「僕、もう大丈夫です」

彡;(゚)(゚)「へ?」

155: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)21:56:50 ID:tw@kurokuko1

彡;(゚)(゚)「せやけど」

(´^ω^`)ニコッ

(´^ω^`)「僕はもう十分教えてもらいましたから」

彡(゚)(゚)「原ちゃん……」

(´・ω・`)「やきうさんも言ってましたよね。『自分の望み』は自分で見つけなきゃいけないって」

(´・ω・`)「やきうさんと話して、それが実感できた気がするんです」

(´・ω・`)「まだ生きる意味がハッキリ分かったわけじゃないけど」

(´^ω^`)「でも、後は自分の力で時間をかけて見つけて見せます」

156: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)22:05:46 ID:tw@kurokuko1

彡(゚)(゚)…

彡(゚)(゚)「ほんまにもうええんか?」

(´・ω・`)「はい」

(´・ω・`)「やきうさん。今日は本当にありがとうございました」

彡(^)(^)「ええんやで」

(´・ω・`)「初めて会った僕にこんなに親身になってもらって。なんていうか…感謝してます」

彡(゚)(゚)「原ちゃん…」

157: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)22:15:11 ID:tw@kurokuko1

『先生!先生!!』

『お、やきうくん久しぶりだね』

『あんな!先生が言うてたみたいにな、落ち着いてちゃんと腹割って思ってること相談したらな、野球サークルの奴らもみんな仲ようしてるれるようになったんや!』

『それは良かったよ!』

『あんな、先生』

『ん?』

『ワイな、決めたんや!ワイ、先生みたいなカウンセラーになんねん!そんでな、ワイと同じやうに悩んでる人らの力になんねん!それがワイの夢なんや!!』

『やきうくん』

『ま、先生みたくなれるかはちょっと不安もあるけどな』



『ーー大丈夫さ、やきうくん。君なら僕よりもずっと素敵なカウンセラーになれるよ』

158: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)22:19:18 ID:tw@kurokuko1




彡(゚)(゚)

彡(^)(^)「ええんやで、原ちゃん」

彡(゚)(゚)「ワイこそ何か大切な事を思い出した気がするわ」

彡(^)(^)「ワイこそありがとな」

159: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)22:22:09 ID:tw@kurokuko1

(´・ω・`)「あの……もし、また迷う事があったら」

(´・ω・`)「また、この店に来てもいいでしょうか?」

彡(^)(^)「当たり前やろ!何言うてんねん」

大将「迷った時と言わず、いつでもいらして下さい」

大将「私はここで、美味い酒と料理を作って待っていますから」

(´^ω^`)「やった」ニコッ

160: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)22:29:10 ID:tw@kurokuko1

大将「ところでやきうさん、そろそろ本気で終電危ないんじゃ…」

彡;(゚)(゚)「あっ!ほんまや!!」

彡;(゚)(゚)「このままじゃ(アカン)」

彡;(゚)(゚)「ほな、またな!!!」

(´・ω・`)「あ、はい!ありがとうございました!!」

大将「お気をつけて!」

ガラガラッ


(´・ω・`;)「……あっ!そう言えばやきうさんのお勘定は!?」

大将「大丈夫ですよ、原住民さんの分と一緒にやきうさんにツケときますから」ニコッ

161: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)22:37:58 ID:tw@kurokuko1

~~5分後~~

【駅改札前】

彡;(゚)(゚)「な、なんやって!!!もう一度言うてみろや!!!」

駅員「ですから、成田行きの終電はたった今出たところでして…」

彡;(゚)(゚)「グッ、く!く!クク!!」

彡;(>)(<)クソおおおおおおおおおおおお!!!



結局、漫喫に泊まるやきう民であった。


《 7話: 望み(終)》

163: 黒空狐◆8wR9nCEXxU89 2018/02/08(木)22:42:58 ID:tw@kurokuko1

【今日のまとめ】

・人はまず、自分自身の役に立つ必要があるようだ。
・自分自身の役に立つには、自分の『本当の望み』が何なのかをもう一度考えてみよう。
・遅くまで飲む時は終電の時間に注意しよう。



引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1517480051/