uta_yomu_man


1: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:43:24.19 ID:PlmFsGo90
1 君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ
2 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける
3 ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ
4 今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならでいふよしもがな
5 やすらはで寝なましものを小夜ふけて傾くまでの月を見しかな
6 音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ
7 ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞ残れる
8 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
9 心にもあらで憂き夜に長らへば恋しかるべき夜半の月かな

2: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:43:37.56 ID:PlmFsGo90
君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ

貴女の為に早春の野原に出かけて、
芽生えたばかりの山菜を摘む私の服の袖に雪が降り積もる事ですよ。

4: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:43:48.59 ID:PlmFsGo90
人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける

人はさあどうだか、その心は分からないものです(※心変わりするものです※)
ですが、この古里には、梅の花だけは、
昔と変わらぬ芳香をさせながら香っている事ですね。

5: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:44:00.69 ID:PlmFsGo90
ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ

柔らかな陽の光がのどかに差す春の日に、何故せわしなく桜の花は散ってしまうのだろうか。

7: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:44:11.83 ID:PlmFsGo90
今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならでいふよしもがな

(貴女との仲が引き裂かれた)今となっては、貴女への恋情を断ち切ったと、
ただその事だけを、
人を介してではなく、直接この口からお伝えできるすべがあったならばなあ。

8: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:44:30.17 ID:PlmFsGo90
やすらはで寝なましものを小夜ふけて傾くまでの月を見しかな

(わたくしの寝室に貴男がおいでにならないとわかっていたならば、一人で)
ぐずぐずせずに寝ておりましたものを。
(貴男をお待ちしているうちに)夜は更けてゆき、
満月が西の空に沈む明け方まで、ただ月を眺めていた事ですわ。

10: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:44:42.42 ID:PlmFsGo90
音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ

貴男様は名高いプレイボーイと聞き及んでおりますわ。
高師の浜に打ち寄せる波ではございませんけれど、
その波の如く不実な事で名高い貴男様の睦言は受けません事よ。
貴男様の為に袖を濡らして泣く事になっては困りますもの。

14: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:44:56.51 ID:PlmFsGo90
ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞ残れる

ほととぎすの鳴いた方向を眺めた。そこにはただ明け方の月だけが残っていた。

15: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:45:09.58 ID:PlmFsGo90
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも

(故郷から遠く離れたこの唐の国の)夜空を振り仰いで見る。
月が出ている、この月は私の故郷、大和の春日の三笠山に出ていたその月と同じなのだ、
同じ月であってほしいのだ。

18: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:45:31.89 ID:PlmFsGo90
心にもあらで憂きよ(世と夜をかけている)に長らへば恋しかるべき夜半の月かな

自分の思い通りにならぬこの辛い世に長生きしたならば、
その時はきっと恋しく思われるであろう、真夜中の月よ。

3: 風吹けば名無し 2020/01/30(木) 22:43:46.74 ID:18vozlAi0
百人一首とか好きそう

引用元: http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1580391804/